第56回 全国俳句山寺大会:山寺芭蕉記念館_Yamadera Basho Museum

山寺芭蕉記念館_Yamadera Basho Museum 山形市文化振興事業団
第56回 全国俳句山寺大会
第56回全国俳句山寺大会当日句入選者一覧


■今瀬剛一先生選
〔特選〕
真ん前に山寺据えて梅雨明ける 大橋良冠
〔秀逸〕
蒟蒻を食ふ全山の蝉しぐれ  小久保 顕
五大堂見へ隠れして梅雨半  松田ヤエ子
本尊を拝せし余韻梅雨の蝶  井上多桂子
御開扉の山の霽れゆく紅の花 岸さなえ
夏草やみんな元気を持てあまし 佐藤 毬
万緑を後に飛ばし仙山線    大山淳子
秘仏との有り無しの線蜘蛛の糸 宇井千恵子
涼風をたっぷり入れて選者席 岡野久子
草むらに潜りし蛇の眼燃ゆ  結城トミ子
水無月の水美はしき出羽の国 大江洋太郎
〔佳作〕
一山に古刹集ひて青嶺村    清野桑苺子
またもとの秘仏にかへり梅雨涼し 伊藤 寛
初蝉の芭蕉の蝉と思ひけり   小林恭一
雨上がり光こぼして沙羅の花  青山君代
蕉翁の辿りし道や青りんご   渡辺徳子

■松浦俊介先生選
〔特選〕
河鹿鳴く清流たたく通り雨  高宮義治
〔秀逸〕
あぢさゐに影もどりたる晴れ間かな 中村義夫
梅雨晴の上着を肩に五大堂     内條育子
こんにゃくの熱きを食べる梅雨晴間 後藤松渓
〔佳作〕
五大堂見へ隠れして梅雨半 松田ヤエ子
山寺の駅に備へし渋団扇  結城トミ子
万緑や風のぼり来る五大堂 栗原 忠
参道に蒟蒻の香や夏木立  橋本信子
仄暗き池に散り浮く夏椿  阿部美和子

■阿部月山子先生選
〔特選〕
千年の法燈黴の香を浄む   武田菜美
〔秀逸〕
御開扉の山の霽れゆく紅の花 岸さなえ
見入りたる俳聖の書や夏館  橋本信子
仄暗き池に散り浮く夏椿   阿部美和子
〔佳作〕
ご貫主の蜘蛛の巣払ふ石灯篭 小野誠一
参道に螢袋の花一枝     鈴木紫菀
坊畑の真中に一つ茄子の花  丹まさよ
風入れて夏書の筆や写経堂  原田怜子
山寺や街道ぞひの青りんご  渡辺徳子

■三井量光先生選
〔特選〕
またもとの秘仏にかへり梅雨涼し 伊藤 寛
〔秀逸〕
神木の涼を賜る親子句碑  菊地みさ子
羅を再び纏ひ僧帰る    岡田久一
さくらんぼ含みてふるさと近くせり 石井浩吉
〔佳作〕
下闇や常に旅なる芭蕉像  中村義夫
願わくばころり往生青楓  伊藤節子
吾が影は美人なりけり夏帽子 佐藤 毬
きざはしは俳句のリズムで白紫陽花 内山かおる 
渋うちわ話上手に聞き上手  岡野久子

■鈴木正子先生選
〔特選〕
合掌につぐ合掌や御開帳  大江洋子
〔秀逸〕
坊畑の真中に一つ茄子の花  丹まさよ
がうがうと梅雨の川音芭蕉句碑 伊藤美保 
滴りや旅荷小さく芭蕉像    加藤わか子
〔佳作〕
あじさいは笑顔の数だけさきほこる 小笠原里緒
姥堂の四角四面に苔の花      原田怜子
山寺の石段いくつ山法師      角 達朗
初蝉のこゑを濡らして雨上る    武田菜美
蹲ひに空を映して七変化      日下部美紀子




2013/07/20 17:03 (C) 山寺芭蕉記念館
「世にふるも」句文懐紙 芭蕉 筆
「世にふるも」句文懐紙 芭蕉 筆
山寺/松尾芭蕉像
山寺/松尾芭蕉像
山寺/曽良像
山寺/曽良像
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