▼奥の細道 “出羽路編“
芭蕉は今からおよそ3百年前、元禄2年の晩春に、門人曾良と奥の細道の旅にでました。出羽路編は堺田からスタートし、尾花沢、扇塚(天童)、立石寺(山寺)、大石田、新庄、清川、羽黒山、月山、湯殿山、鶴岡、三崎山、温海で出羽路の旅を終えました。
その時に詠んだ句です。

堺田   蚤虱 馬の尿する 枕もと(のみしらみうまのばりするまくらもと)
尾花沢  涼しさを 我宿にして ねまる也(すずしさをわがやどにしてねまるなり)
     這ひ出よ 飼屋が下の 蟾の声(はいいでよかいやがしたのひきのこえ)
翁塚   眉掃きを 俤にして 紅花の花(まゆはきをおもかげにしてべにのはな)
立石寺  閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声(しずかさやいわにしみいるせみのこえ)

新庄   水のおく 氷室尋る 柳哉(みずのおくひむろたずぬるやなぎかな)
清川   五月雨を 集めて早し 最上川(さみだれをあつめてはやしもがみがわ)
羽黒山  有難や 雪をかほらす 南谷(ありがたやゆきをかおらすみなみだに)
     涼しさや ほの三日月の 羽黒山(すずしさやほのみかずきのはぐろさん)
月山   雲の峰 幾つ崩れて 月の山(くものみねいくつくずれてつきのやま)
湯殿山  語られぬ 湯殿にぬらす 袂かな(かたられぬゆどのにぬらすたもとかな)
鶴岡   めずらしや 山をいで羽の 初茄子(めずらしややまをいではのはつなすび)
酒田   暑き日を 海に入れたり 最上川(あつきひをうみにいれたりもがみがわ)
三崎山  あつみ山や 吹浦かけて 夕涼み(あつみやまやふくうらかけてゆうすずみ)

→画像[ ]
2008:山寺芭蕉記念館

トップへ
(C)山寺芭蕉記念館