俳画の美と歴史
600円(税込) 平成26年企画展B5判 51ページ
俳人松尾芭蕉は元禄二年(1689)『おくのほそ道』行脚の途上、出羽国山寺を訪れ、名句「閑さや岩にしみ入蝉の声」を詠みました。その芭蕉の名を冠する当記念館は、平成元年に芭蕉『おくのほそ道』行脚三百年を記念して、山形市市制施行百周年の記念事業によって建設されました。
展示室は外観が蔵造り、室内が和風の空間として設計、松尾芭蕉の遺墨や『おくのほそ道』関連資料、蕉門の墨蹟などを中心に展示しております。また、茶室としての機能も備えた研修室は京都の北山杉を主な材料とした数寄屋造りで、格調高い純和風造りです。
当記念館の敷地は宝珠山立石寺を一望できる高台に位置し、季節ごとに美しい魅力を見せる山寺を借景としています。春は桜と新緑、夏の緑深い木々、秋の紅葉、冬の水墨画を彷彿とさせる雪景色。自然と調和した山寺芭蕉記念館で芭蕉の偉業と歩みを振り返るひと時をお過ごしください。
「幻住庵記」草稿断簡 松尾芭蕉 筆 『おくのほそ道』の旅を終えた芭蕉は、元禄3年(1690)4月6日から7月23日までの間、近江国の国分山の幻住庵に滞在します。その幻住庵滞在中の俳文が幻住庵記で、 ...more
山寺芭蕉記念館ボランティアガイドが常設展示における皆さんの見学のお手伝いをします。(要予約・無料)
お問い合わせは:電話 023-695-2221(山寺芭蕉記念館)
平成28年から研修をはじめ、翌年4月から展示室での解説活動を開始しました。現在約20名のボランティアが活動しています。