山寺は、正式には「宝珠山 立石寺(ほうじゅさん りっしゃくじ)」といい、貞観2年(西暦860年)に天台宗の僧円仁(えんにん)〔謚:慈覚大師〕によって開山されたと伝えられます。山寺は宝珠山立石寺の俗称であり、また、その周辺一帯の地域名ともなっています。奇岩怪石が岸壁、山間に遍在するその峻険な岩場に寺社仏閣が散在する絶景も特筆すべき歴史的名所です。